「水素」を固体にして貯蔵する技術、化学工業分野に大きく寄与。九州大学などの研究（石田雅彦） - エキスパート

コメント

注目のコメント

• 小川 健（たけし）

  専修大学・経済学部(国際経済) 専任教員

  ・2024年03月31日

  本来、固体などの概念は物質に対してなされるものであり、電子に対してなされるものではない。
  このタイトルの付け方だと水素を固体にできる技術かのように読めるが、純粋な水素はそもそも極低温でないと固体にならない。それを回避するには圧力を大きく変える必要があるが、常温でできる圧力など実用に耐えうるものにはなり得ないと考えられる。
  この研究は水素が持つ電子を或る意味切り離しての活用法であり、固体にする物質は水素自体ではない。
  
  サイエンスライターを名乗るなら、標準的な知識から誤解しやすいタイトル付けを避けることをまずは学ぶべき。