2024/4/12

【がん保険vsがん団信】「備え」でお金を無駄にしない真髄

NewsPicks編集部
20代や30代の人は「がんへの備え」と言われても、リアルな問題意識を持ちにくいだろう。
それに、マイホームの購入や教育資金、貯金、NISAで資産運用……お金が必要な場面は他にいくらでもある。
一方で、テレビやネットの広告で、有名人が「がん保険に入っていて、本当に助かった」なんて話しているのを見ると、やっぱり入っておいた方がいいかなと気になることもある。
では実際のところ、本当に必要ながんへの備えとは何だろうか。
お金と住宅ローンに詳しく、自身も乳がん罹患の経験があるファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんに、がん保険から話題の「がん団信」まで、がんとお金についての素朴な疑問をぶつけてみた。
「保険の販売はしていない」という深田さんの率直な答えをお伝えする。
INDEX
  • ①がん保険は要りませんよね?
  • ②中小企業では会社をあてにできない?
  • ③お金の面でリスクが高い人は?
  • ④がん団信は「お得」?
  • 結論:保険・団信、賢い付き合い方

①がん保険は要りませんよね?

──NewsPicksでは「がん保険はいらない」という記事を出してきました。でも、やっぱり漠然とした不安はあって、心の片隅には「本当は入っておいた方がいいのかな」という気持ちもあります。がん保険、どう考えればいいでしょうか。