誰かの役に立つことの幸せ~映画「PERFECT DAYS」に見るウェルビーイングの形
デザイン事例から考える生活価値観とウェルビーイング
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ヴィム・ヴェンダース監督役所広司さん主演の映画「PERFECT DAY」を観て、共感したり羨ましく思ったりした人も多いのではないでしょうか。わたしもその一人で作中に描かれていないお金にも地位にも恵まれた主人公の過去のことを想像してしまいました。
今回は、新天地で彼が見出した幸福の一つである(とわたしが解釈した)「人の役に立つこと」に焦点を当てそれについて考察してみました。自分のやっていることが誰かの役になっている実感を持てることはワークエンゲージメントの向上やさらには生きる力にもなると思います。
利他的な行為が自身の幸福感になる、それを叶えるいくつかの事例を採り上げました。そこに見られる仕組みのあり方が事業立案などの参考になると良いです。世界の幸福度ランキングでの他者への寛容度が著しく低い日本では特にそうした仕組みの提供が必要なのではないかと思い、考えをまとめさせていただきました。私達も2000年初頭イノセントのアプローチには感銘を受けて当時いたブランドでも何か行動が起こせないか考えたものです。その分、イノセントがコカコーラの傘下に入った時はがっかりしました。