ついに成立した欧州「AI法」で変わる4つのポイント

コメント

注目のコメント

• 和田 崇

  ㍿Laboro.AI 執行役員／マーケティング部長

  ・2024年03月30日

  世界初となるEUのAI法案のポイントが非常にわかりやすくまとめられていました。
  
  国内の動きはこれから、かつ法的強制力はなく努力義務とされる方向ですが、少なからずこのEU法案の流れに沿ったものにることは間違いなく、ここで内容を押さえておく必要はあると思います。
  
  とくに重要な点は、記事にもありますが、
  
  ・顔認識や生体情報認識による、意見操作・意思決定操作（感情解析など）は禁止対象
  
  ・生成AI製のコンテンツには電子透かしなどラベル表示が義務付け
  
  ・AIによる被害に苦情申し立て可能（ただし、どこまでがAIによるものかを分けて考えるのはかなり難しい）
  
  ・高リスク分野の企業は、AIモデルの構築法、学習データの内容などを整理・公開する必要
  
  などです。
  
  国内のガイドラインも、努力義務ではあるもののこれら項目が含まれていくはずで、より真摯な対応を行なった企業が、より信頼を勝ち取りやすい流れになっていくと思われます。
• 比屋根 一雄

  三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長

  ・2024年03月25日

  欧州AI規制の施行は多くのAI企業で対応を迫られそうです。大変でしょう。
  
  一点良かったのは「オープンソースAIモデルでは、AI法の義務の多くが免除になる」こと。AI開発の裾野はさらに拡大して益々発展するはずです。
  
  もっとも米国大手ITの寡占化を和らげられるかは疑問ですが。