モスクワ銃乱射、背後の勢力罰するとプーチン氏 死者133人
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「イスラム国のホラサン州=ISK」はアフガニスタン東部を中心にパキスタンやイラン、中央アジアを自分たちのテリトリーとして活動。現在のタリバン政権とは敵対していますが、ロシアはタリバン政権を認めていて関係は良好です。
ISKにはアフガニスタン、パキスタン人が多いですが、タジクやウズベクのような中央アジア、チェチェンのようなコーカサス出身者もメンバーに多く含まれています。彼らは「ロシア憎し」で、戦ってきています。
また、シリアでもロシアはISと2015年以来戦って来ていますし、最近ではアフリカ、西アフリカのマリなどで現地のイスラム過激派勢力とロシアの民間軍事会社が激しく戦闘していますので、イスラム過激派の中ではロシアは敵対勢力のトップの方に位置づけられています。
今後ロシアは国内の取り締まりを強化。もともとウクライナ戦争が始まって以来、ロシア人男性の人手が不足しているところ、中央アジア地域から出稼ぎ労働者が増えていますが、彼らが疑われて当局の厳しい弾圧をうけるようになれば、そうした扱いを受けた人々の中からまたロシア憎し、でテロリストが生まれていく可能性もあります。少なくともそういう土壌をロシア自身が作っていくので、テロはなくならない、ということになります。