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国際テロ情報ファイル(1):2015年1月「パリ・シャルリー・エブド襲撃」テロ

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    国際政治アナリスト 危機管理コンサルタント

    今回モスクワで悲惨なテロが発生してしまいました。2024年3月11日頃から4月10日頃まではイスラム教のラマダン(断食月)の期間にあたり、イスラム教徒の宗教心の高まるこの時期に、国際テロ組織アルカイダや過激派イスラム国(IS)は、「聖戦の月であり、非信仰者を悲惨な目に遭わせるのだ」とテロを呼びかけていました。
     特に今年はイスラエルによるガザ攻撃が続けられ、多くのパレスチナのイスラム教徒が犠牲になっていることから、世界各地のイスラム過激派組織がイスラエルや米国権益への攻撃を呼びかけています。
     ロシアは2015年以来、シリアでISと戦っており、また国内にもコーカサス地方などに反政府武装活動を行う組織が多数ありますので、イスラム過激派勢力によるテロの脅威が高まっていました。
     そこで、この3月から、テロに対する注意を喚起し、過去のテロ事案からの教訓を学ぶため、過去10年間に発生したイスラム過激派によるテロ事件に関して私が分析・執筆したレポートを『国際テロ情報ファイル』シリーズとして公開してきました。
     テロ情勢の分析や今後のテロ対策にお役立ていただければ幸いです。


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