【考古学最前線】縄文人たちは土器で何を調理したのか
- 縄文土器から水生生物の痕跡
- 土器に残された脂質を解析
- 考古生化学への道のり
- 人類はなぜ土器を使い始めたのか
- キビの煮炊きに使った証拠を発見
- 古代の食を通して現代の食を考える
- 少なすぎる日本の考古生化学者
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サイエンスの面白さ、奥深さを伝える連載「ディープな科学」。今日のテーマは「古代の料理」です。編集を担当しました。
縄文人がどんな食材をどのように調理していたのかが、想像ではなく、科学的に類推できるようになってきました。日本ではまだ数少ない考古生化学者、庄田慎矢さんのロングインタビューをお届けします。
昨年夏、若手の研究者や大学院生を対象とした庄田さんの講演を聴く機会があったのですが、楽しそうに、生き生きと語る姿がとても印象的でした。今回のインタビューからも、研究人生を心底楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきます。
取材・執筆を担当しました。
庄田さんは、どの研究について聞いたらいいか困ってしまうほど、さまざまなテーマで研究を進めています。今回はその一部を紹介させていただきました。
話をうかがっていて、考古生化学の登場でやっと「考古論」から「考古学」になれるんじゃないかなと思いました。古代の人の暮らしなんて、誰も見ることができません。土器を観察して古代の人の暮らしを類推しても、それが正しいか検証できなかったわけです。ところが、自然科学的手法を取り入れることによって、少なくとも実験結果を基に地に足がついた議論ができるようになりました。
今後の考古学の発展が期待できそうです。どんな結果が出てくるのか、ワクワクします。
古代の人々がどんな食生活をおくっていたのか、考えるだけでワクワクします。器に付着した脂肪などを抽出して推測する技術が発達しているようです。
器の形状からは、使用目的が限定できそうですが、本当にそうなのかどうかを検証する必要があります。それができるのが考古生化学。生成AIを活用すれば、暮らしぶりまで推測できるかもしれません。そしてそれをSORAで動画にできる。
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