ブリンケン米国務長官、イスラエル訪問へ ラファ侵攻自制働きかけ - 日本経済新聞
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18日にサリバン大統領補佐官は、イスラエルによるラファ地上侵攻作戦のインパクトについて、次のように警告していました。
「ガザの主要都市のほとんどが破壊されている」ため、ラファに避難している多数の人々は「他に行くところがない」。しかもラファは、ガザと国境を接するエジプトを経由してくる人道支援物資の主要な入口であることから、イスラエル軍の地上作戦は「援助物資の配送を混乱させることになる」。
また、この記事でも触れられているように、バイデン政権はイスラエルが「ラファで達成したい目標は他の手段でも達成できる」として、大規模な地上侵攻作戦以外の方法を提案しているとのことです。
ブリンケン国務長官が中東を訪問するのは、昨年10月にガザ戦争が始まってから6回目です。ここまで時間とエネルギーを費やしているにもかかわらず、バイデン政権はイスラエルの行動を抑制することができません。
このままイスラエルがラファ地上侵攻作戦を開始すれば、米・イスラエル関係はさらに悪化し、米外交に対する信頼も低下するでしょう。
ドーハで開催されている休戦協議の行方と今後のイスラエル軍の作戦に注目です。