2024/3/21

【ついに】ChatGPTの仲間が「現実の世界」に進出してきた

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NewsPicksでは平日の毎日、世界のトレンドの背景を追うシリーズを連載しています。木曜日は「The Next Big Thing(次のテクノロジー)」です。
INDEX
  • デジタルの世界を飛び出して
  • 「自分で判断できる」ロボット
  • 「望ましい動作」を先回りして予測
  • ロボットはどんどん「賢く」なれる

デジタルの世界を飛び出して

オープンAI(OpenAI)やミッドジャーニー(Midjourney)といった企業は、これまでデジタルの世界で動作するAIツール(チャットボットや画像ジェネレータ)を提供してきた。
しかし今、3人の元オープンAI研究者によって設立されたスタートアップ企業が、ChatGPTと同種のテクノロジーを使って、物理的な世界を操れるAIを構築しようとしている。
その企業とは、カリフォルニア州エメリービルに本社を置く「コバリアント(Covariant)」だ。
ロボット開発ベンチャーであるコバリアントは、倉庫や物流センターで働くロボットが、品物をつかみ、動かし、仕分けする方法を開発している。
(写真:Balazs Gardi)
彼らの目標は、ロボットが周囲の状況を自分で理解し、次に何をすべきか判断できるようにすることだ。
幅広い英語の理解力を備えたロボットは、ChatGPTとまったく同じように、人間と対話できるようになるだろう。