【インドネシア】大祭手当は一括支給、配車運転手も受給対象[経済]
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イスラム教の断食明けの休暇前に月給一か月分のボーナスを支給することを政府は使用者に義務付けています。2016年の労働省令第6号が根拠です。企業にボーナスの支給を強制する点が、「富める者が施す」という宗教的価値観に基づいています。こうした感覚が社会保障制度の設計にも影響を及ぼしています。たとえば、企業は退職金、産休・病欠手当などを負担しなければなりません。多くの国ではこれらは社会保険化されていますが、インドネシアでは議論が進みません。また、このボーナスは賃金外の収入とみなされるため、社会保険料の徴収対象外です。そうなると、年金の計算は実際の年収を反映しないこととなるため、1か月分少なく計算されることとなります。