2024/3/18
【天才兄弟】「エンジニア要らず」の新AIツールがヤバすぎた
NewsPicksでは毎日、世界のトレンドの背景を追うシリーズを開始しています。月曜日は「Must Read(今週のビッグテーマ)」です。
INDEX
- ピーター・ティール投資の「極秘企業」
- 金メダル10個。天才3人衆が立ち上げ
- 「5分」でウェブサイトを構築
- 超人的な2つのスタートアップ
- テックの世界で、次に起きること
ピーター・ティール投資の「極秘企業」
シリコンバレーではたびたび、「これはバブルなのか!?」と思わせる異様なブームがやってくる。
その最新版は、人工知能(AI)テクノロジーだろう。
果たしてその結果、AIはインターネットのように(あるいはそれ以上に劇的に)世界を変えるのか、それとも新たなグローバル経済を生むほどにはならないのか。
このブームを攻略するのは容易ではない。手に入る情報も参考になるというより、かえって疑問を増やすことが多い。
コグニションAI(Cognition AI Inc.)のケースがいい例だ。
コグニションAIなんて会社の名前は、聞いたことがない人がほとんどだろう。
そもそも、同社はなるべく目立たないようにしてきたし、2カ月前までは正式な法人として存在すらしなかった。10人のスタッフは、シリコンバレーのAirbnbと、ニューヨークのホームオフィスを行き来している状態だ。
それなのに同社は、ピーター・ティールのベンチャーキャピタル(VC)であるファウンダーズ・ファンドや著名投資家(元ツイッターのエラード・ギルなど)から2100万ドルもの資金を調達した。
投資家は、コグニションAIのチームと、その看板商品「デヴィン(Devin)」に大きく賭けている。