2024/3/17

【手本】撤退危機から急成長。COEDOに学ぶリブランディング

慶應義塾大学 NewsPicks編集部 インターン
「COEDOビール」をご存じだろうか。
埼玉・川越で誕生した、日本発のクラフトビールだ。あなたも、カラフルな缶が並んでいる様子をスーパーなどで見たことがあるかもしれない。
「川越地域のお酒」というイメージがあるCOEDOビールだが、実は28もの国に輸出されている。世界に進出するグローバルビールなのだ。
(撮影: Ken Hiraoka)
そんなCOEDOを製造しているのは、協同商事という会社。決して大手の飲料メーカーとはいえない、小さな会社である。
世界にCOEDOを展開する協同商事だが、2006年ごろには会社存続の危機を迎えていた。
ビール事業からの撤退も検討される中、社運を懸けて作られたブランドが「COEDO」だったのだ。
COEDOをグローバルビールまで押し上げた協同商事社長・朝霧重治氏は、成長の鍵を「ブランディング」と語る。
どのように窮地を脱し、現在のようなブランドへと「醸造」させてきたのか──。
現在に至るまでのCOEDOの歴史から、ブランディングの本質を学ぼう。
INDEX
  • 「味だけ」では売れない
  • デザインが先行しては、意味がない
  • 海外のカギは「色」と「地域性」
  • 排水の浄化から電気を「生む」

「味だけ」では売れない