Hitoshi Ishida

[東京 13日 ロイター] - 林芳正官房長官は13日午前の会見で、この日集中回答日を迎えた春闘について「力強い賃上げの動きが中小企業に広がっていくことが重要」との認識を示し、夕方に行う政労使の意見交換で「賃上げの実現に向け、官民の連携を高めていきたい」と語った。

林官房長官はこれまでの賃上げの動きについて「自動車産業や小売り業などの一部の企業で昨年を上回る回答で労使交渉が妥結するなど賃上げの力強い動きがある」と評価。「政府として中小企業の賃上げを強力に後押しすることで中小・小規模企業も含めて物価に負けない賃上げを実現し、国民の生活実感の向上につなげていけるように引き続きしっかり取り組んでいきたい」と述べた。