利下げ開始に必要な確信「そう遠くない」、FRB議長証言
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先行指数である生産者物価指数はここ半年で+8.8%から-2.8%まで急減しており、この流れが消費者物価に波及しています。人件費も単位労働コストの前年比増加率が直近は2.5%、その前は1.8とコントロールは効いています。平均時給がここ数か月は再加速していますが、雇用の逼迫はかなり緩和されました。物価の減速基調は既定路線だと思いま。物価が減速すれば、政策金利は横ばいでも実質金利は上がり、金融引き締めの度合いは強まります。この調整もあり、いずれは年内に利下げが見込まれる、ということです。
「インフレ率が持続的に(目標とする)2%に向かっていると確信が得られるのを待っている」 (@@。
政府が昨年9月時点で6兆円、今年4月にはおそらく10兆円に達する税金を使ってエネルギー価格を抑え込んでいることを勘案すれば、今では日本のインフレ圧力は米国より高いといって差し支えないほどの状況です。それでも米国はインフレ率が持続的に2%に向っているとの確信が得られるのを待って高金利を続け、日本は2%に向っているとの確信が得られるのを待ってマイナス金利政策とイールドカーブコントロールを続けているわけですね。金融政策を変更するタイミングと市場との対話の難しさを改めて感じます (^^;