Shinichi Uchida

[東京 6日 ロイター] - 香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは6日、調剤薬局やドラッグストアを展開するアインホールディングス(札幌市)株の大量保有報告書を提出した。4日時点で9.60%を保有している。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。

2月末に協議入りを発表したツルハホールディングスとウエルシアホールディングスの経営統合に関連し、オアシスは運用ファンド保有のツルハ株約13.6%をイオンに1023億円で譲渡することになっている。

アインHDの昨年4月末の株主状況によると、大株主1位は日本マスタートラスト信託銀行(信託口、9.71%)、2位は大谷喜一社長(9.22%)、3位はセブン&アイ・ホールディングス(7.83%)。プロ野球の北海道日本ハムファイターズ元監督、日本代表元監督の栗山英樹氏が22年7月から社外取締役を務めている。