「日の丸半導体」栄光は復活するのか “TSMCバブル”の落とし穴
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労働集約的で人件費がコストの大部分を占める後工程と、設備投資の償却費割が大きい前工程を同列で語るのは議論に無理があるように思います。また後工程工場が増えていく中でOSATが誕生しているのであれば十分産業としては成長したと言えると思います。
またTSMCの熊本工場については下記のような背景があります。
https://toyokeizai.net/articles/-/720724
レガシーな工場に補助金を投入することで、既存の償却済ラインに近いコストで製造できるようになり、日本の半導体メーカーのバリューチェーンを支えるという観点では意味があるのではないでしょうか。
現場の作業者レベルで見ると台湾の方がはるかに賃金が安く(更に安価なフィリピンからの出稼ぎ労働者も多い)補助金を投入して安く作れるようになったから海外からの受注を狙っている訳ではなく、そうもなりようがないですね。
注目のコメント
製造業が空洞化した米国も、太陽光パネルとEV電池は近年工場新設に積極的です。高付加価値製品の製造業の国内誘致は多少の問題があっても進めたいです。
加えて日本は高付加価値の素材や部品、製造装置にも活路を求めることが大事かと思います。
そのためにも海外メーカーであれ最終製品工場が国内にある意義は大きいと考えます。