楽天とOpenAI、通信業界に特化したAIを共同で開発‐不具合を事前に察知
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移動体通信の基地局や増速の設計にデータを活用するのは、既に各社導入していますよね。例えばドコモであれば、SNS等で通信が遅いといったワードを収集・分析して、出力させエリア改善を行っています。方法は各社様々ですが、自社の設備からの情報だけでなく、SNS等の外部情報を活用して、チューニングや設備増強を行っています。
また、毎年、人が集中するイベントが発生するといった事や、特定の機器に不具合が発生したケースがある(例えばメモリやディスクの特定ロットに有意に不具合があった場合、同一ロットを使用している機体は保全交換することが望ましいと考えられます)等、過去に発生したことから予測可能なものについては、データ量が膨大で人が計画していくのは困難であっても、AIを活用する事で対応できるケースが増えてくるのではないかと思われます。
こういった保全対応は、道路や橋脚等の建築物や、水道管・ガス管の劣化等、通信に限らず耐用年数のあるインフラの計画保全への活用が期待できますね。
注目のコメント
素晴らしい取り組み。
特にカスタマーサービスや顧客など、ネットワークの知見の浅い人にとって、このAIはとても有用になると思います。
楽天は氷山の一角で、おそらく楽天のその他の事業や、楽天外の企業とも、専門性の高いデータを学習させていくのだと思います。
その知見がChatGPTの本家にも反映されるのか、Rakuten AIのような、他社のGPT限定で反映されるのかで、随分と勢力図に変化があると思います。
この記事ではRakuten AIに搭載する想定と記載されていますが、そういったどのGPTがどの特色を得るのかにも注目したいと思います。素晴らしい取り組みですね。
企業だけが持っている情報をもとに特化した生成AIの活用例。
ますます増えてくると思います。