2024/3/1

【考察】「オルカン投資」に向く人・向かない人、3つの基準

株式会社ウェルスペント 代表取締役
新NISAが始まって2カ月が経ち、全世界の株式(オールカントリー)やS&P500指数に連動するインデックス型の投資信託で長期投資をする人が急増している。

いずれのファンドも株式が100%であるため、株式投資に依存するリスクを気にする人もいれば、個別企業の株式やアクティブファンドなどよりハイリスク・ハイリターンな資産運用を推す人もいる。

最終的な投資判断は個人の自由であるものの、基本的には、キャリアや住まい、ライフステージなどで考え方が大きく異なってくる。
現代に生きるビジネスパーソンは、どういう考え方をしてその判断をすればいいのだろうか。

以前に公開した
NewsPicksの記事(上記)で、3800Picksを超える話題を呼んだファイナンシャル・プランナーの横田健一氏に、「判断軸」となる要素についてわかりやすく解説してもらった。
INDEX
  • 1️⃣ 人生の価値観
  •  ☑️ リスクテイクは「投資 or 人生」?
  • 2️⃣ キャリア
  •  ☑️ 給料は「株式的 or 債券的」?
  •  ☑️ リスク高い→株減らす
  • 3️⃣ 住まい
  •  ☑️ 持ち家派→投資は慎重に
  •  ☑️ 賃貸派→株を増やす
  • 4️⃣ バランスシート
  •  ☑️ 家計のCFOになってみよう
  • 📘 コラム:キャリア1〜3年目は?

1️⃣ 人生の価値観

 ☑️ リスクテイクは「投資 or 人生」?

資産形成を考える上で重要なのは、「人生のリスク許容度」が人それぞれであり、ライフステージによっても「リスクと期待リターンの考え方」が変わるということです。
リスクを取っても高いリターンを求める人もいれば、リスクはできるだけ避けたいという人もいて、仮に「リスク許容度」が同じだったとしても、どれほどリスクを取りたいかという「リスク選好度」は人によって異なるでしょう。
リターンの面でも、価値観はバラバラです。「お金を増やしたい・稼ぎたい」と思う人もいれば、「名誉やステータスを得たい」と思う人もいます。
いずれにせよ、その人なりの「ウェルビーイング」な状態(📍)を考えていく観点が必要だと私は考えています。