デフレ脱却宣言へ最終コーナー、賃金など踏まえて判断-内閣府幹部
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注目のコメント
政府が重視するデフレ脱却四指標を見ると、確かに単位労働コストがプラスに転じて3指標がプラスになりましたが、GDPギャップはまだマイナスです。
本日のGDPもテクニカルリセッションとなりましたから、さすがに最終コーナーではないと思います。賃金上昇を伴う良い物価上昇は起きていない、資源高と円安を起点にするインフレは一時的、などいろんなことが言われますけれど、日本の足元のインフレ圧力は、政府が巨額の補助金を注ぎ込んで物価を抑え込んでいることを勘案すれば、既に欧米を超えていると言って過言でない状況です。しかも性能が倍に上がれば値段が半分に下がったと見做される家電製品等々頻繁に買うわけでないものを除いたら、日本の物価はもう2年に亘って強烈な上昇が続き、実質賃金も下がり続けているのです。
ゼロ近傍の僅かばかりのデフレであれインフレであれ、物価は国民が意識せずに済む状況が最も安定しているのです。円を大量供給して円安を起こしてインフレが定着すれば日本が成長して国民が豊かになるとの幻想は、そろそろ捨て去るべきであるような気がします。デフレ脱却宣言より、インフレ終結宣言が聞きたいほどの昨今です (~_~)
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