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Vol.74 実証が進むAEDドローンの有効性[小林啓倫のドローン最前線]

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  • 伊藤 英
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    ベイシスコンサルティング ドローンエキスパート

    中山間地域が多い日本においては、ドローンでAEDを運ぶことは非常に有効なのではないかと思います。昨年末の法改正でレベル3.5飛行(過疎地域におけるドローン飛行の自由度を高めた法令)が解禁された今、個人的には一番実証テーマにしたいトピックのひとつです。

    今回の記事ではスウェーデンの取り組みが特集されていますが、世界を見渡すとアメリカやカナダでも多くの先行した研究があり、そのどれもがドローンによるAED配送が有効であるという答えになっています。

    世界でも年間約380万件のOHCA (院外心停止)が発生しており、日本でもその数字は約12万件に上るそうです。心肺停止から除細動までの時間が1分遅れるごとに生存率は約10%低下し、AEDを使用することで生存率が2倍になると言われています。

    日本をはじめ多くの国々でOHCA の生存率を高めるためにAEDが公共の場に設置されてきたのですが、この生存率の全体的な割合は過去 10 年間でほとんど改善されていません。その理由としては、公共の場所に設置されたAEDが近くにある場合でも、いざ必要になった際に設置場所がわからずアクセスできなかったり、不適切に保守されていたりすることがあげられます。また、OHCAが多発する場所は住宅地というデータがあるものの、住宅地にはAEDがあまり設置されていないという事情もあります。

    そのため、AEDをもっとも早く必要な場所へ届ける機動的アクションこそが、OHCAの更なる生存率を高めるためには必要なのではないかと考えます。

    日本でもレベル3.5の開始と、ドローンの運航管理システムの普及により、既にテクノロジー的には社会実装可能なレベルになってきていると思います。あとは実装の仕組み作りのために、導入やランニングのためのコスト算出、費用負担者とサービス提供者が誰になるのか、実際に使用する際のワークフローの検証など、いろいろと検証したいことがあります。


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