米国の若者が「破滅的消費」-貯金はたきシャネルの37万円バッグ購入
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お金を貯めなさいと、子供の頃から言われてきましたよね。ただ、貯めるとは、今お金を使わずに将来使うことです。結局、将来無駄遣いをしてしまうと、後悔する結果となります。まずはお金を使うときに、必要なもの(ニーズ)と欲しいもの(ウォンツ)に分ける。ニーズは買う、ウォンツは余裕のある時に買う。また、ウォンツは買うことでどれだけ嬉しい気持ちになるか、しばらく考えてから買うようにすると無駄遣いを減らせます。そう、子供たちには、時には大人にも金融教育の中で教えています。
こうした消費性向は少し前には「快楽的消費」と呼ばれていたように思います。
古くはガルブレイスの『豊かな社会』でも語られていたことですが、経済的な豊かさが増すにつれ、購入するモノやサービスの機能的な価値を求めるのではなく、快楽といった精神的・情緒的な価値を求めるように、人々の消費は変化してきました。
こうした時代が長くあったものの、そこには"お財布事情"を踏まえた一定の上限があったように思います。
しかし、それを越えていくかのように現れた「破滅的消費」には、そうした上限を考えない、気にしない傾向が伺え、将来に対する期待の薄さに加えて、闇雲な楽観さすら感じ取れます。
「破滅」というのは、こうした消費のあり方そのものが破滅的であることではなく、社会や経済の破滅を意味しているのかもしれないと思うと、非常に恐ろしさを感じるところがあります。
消費はどこへ向かっていくのでしょうか。