「メルカリポスト」終了、スタートから4年 リアル店舗「メルカリステーション」も
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サンクコストのバイアスに惑わされずに、投資終了を判断できるのは大事なカルチャーです。
一方で、リアルへの展開の難しさを改めて如実に示しているようにも聞こえます。
オムニチャネルへの投資がトレンドでしたが、できることできないことを峻別する中で、利益率の高いIT企業が、コストがどうしても重たくなるリアル領域への進出のインセンティブを見出せない状況はどう打破されていくのか興味深いです。
注目のコメント
出品促進をオフラインの場・装置を使って推進するフェーズは終わったということでしょう。ゆうパケットポストで、近くのポストも使うことはできますし。一方で、出品が伸びなければGMVが伸びない構造なので、出品代行なども含めて出品促進は永遠の課題になるでしょう。
ちなみに、メルロジが昨年に本体吸収になっていたのがショックです。テック企業メルカリとして、フィジカル(オフライン)の領域も、もっと活用すると面白いのにと思います(おそらくタイミングの問題でしょうが)。メルカリが、苦しんでいるように見える。
メルカリステーションは、利便性を図るためのポストであるわけだが、人手がかかるメルカリ教室だけでなく、メルカリステーションまで撤退というところに、メルカリの現状がうかがえる。
実際、メルカリ教室はとくにマルイで展開しているものなどは、講師はマルイからの持ち出しだ。にもかかわらず撤退、しかも教室以外のステーションも撤退、ということなので、大局的には「ハードからの完全撤退」と理解して良いだろう。
しかし世界のビッグテックを見てみれば、マイクロソフトもGoogleもアマゾンもMETAも、成長が安定すればハードを出す、そして金融に向かう、というのが定番のストーリーだ。ただメルカリの場合はそうではない、つまり、そういうことなのだと思う。
ただ、ヤフオクのように土地売買といった高額商品まで対応するのかと思いきや、そういうリリースは今のところない。今後に注目だ。より高い利益率を目指せる拡充を目指さなければ国内伸びは人口減少のなか厳しいだろうし、単なる経営資源の集中のだとすれば、人材の枯渇はよほどなのだろうと邪推する。
ちなみにこの機会に、転売対策や、返品詐欺など、セキュリティ面を強化してほしいというのは、私だけだろうか。そこは利益を抜きにして、矜持ある業者として取り組んでほしいとは思うのだが、ほんと返品詐欺放置とか酷いよ・・・。
たんなる撤退ならカッコ悪すぎる。
参考:メルカリの「すり替え詐欺」はどのように起きるか - CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35212868/