2024/1/28

【Notion】僕らは、GPTを究極の「お仕事AI」に変身させる

NewsPicks 副編集長
生成AIが、あらゆる仕事を劇的に変えようとしている。
OpenAIの「ChatGPT」やマイクロソフトの「Copilot」など、この1年あまりで日々の仕事でも使えるAIツールが続々と登場した。
そんな「お仕事AI」戦国時代に名乗りを上げたスタートアップがある。Notionだ。
Notionはアメリカ・サンフランシスコで生まれた情報管理のSaaS(Software as a Service)。
文字を入力したり、表を作ったり、リンクを張ったりして、自分好みの業務ツールを作ることができる。
プログラミング不要でさまざまなツールを作れる「ノーコード」のトレンドに乗り、今や世界で3000万人以上が使う“お化けアプリ”になった。
そのNotionが2023年2月から、「Notion AI」と呼ぶ生成AI機能を開始。
文章の生成から要約、翻訳、図表の作成まで、さまざまなAIの能力を組み込んだ。
NotionはAIのモデルそのものを開発しているわけではない。最先端のAIモデルを、ユーザーが使える「アプリ」へと変身させている。
ビッグテック企業がひしめくAI競争の中で、Notionが選んだ戦い方とは。運営会社Notion Labsのアイバン・ザオCEOに直撃した。
INDEX
  • NotionはAIでどう変わった?
  • CEOが語るAI時代の勝ち筋
  • 「GPT-4」の衝撃と興奮
  • 生成AIは「編集」にこそ役立つ
  • 会社の書類の山も、AIが解決
  • 無駄な時間を3割削減
  • Notionが仕事をしてくれる未来
  • サンフランシスコはAIで活気

NotionはAIでどう変わった?

インタビューに入る前に、Notion AIとはどんな機能なのかを見てみよう。
2022年11月に「アルファ版」として試験提供が始まり、2023年2月には「ベータ版」としてすべてのユーザーに解禁された。すでに400万人超が利用しているという。