「世界に衝撃」のCEO発言が裏目か-ペイパル株、失望売りで急落
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サプライズで株価を引き上げることができたとしても、資本コストが上昇し、長期的な視点からは企業価値拡大を阻害する可能性があります。
市場が成長期待を抱くことのできる現実的な成長戦略、長期展望を語りつつ、足もとで着実に実績を積み上げていくのが理想です。経営者には短期目線と長期目線両面での配慮が必要ですが、とても難しいことです。
注目のコメント
PayPayは前CEOのダン・シュルマン氏からアレックス・クリス氏へバトンタッチしました。ダン・シュルマン氏はPayPal再上場を果たし、その後の成長を牽引してきましたが、成長にかげりがみえてきたため交代となりました。
そのPayPalを託されたアレックス・クリス氏ですが、舵取りはむずかしそう。決済だけに依存したビジネスモデルは、レッドオーシャン化しています。決済に、いかに付加価値をつけるかが問われていますが、その解がみつかっていない。情報の非対称性とよく言うけど、結局内部のことは投資家にはほぼわからない。
営業がどんなプレゼンをしているのか?
プレゼンして何日後に結果が出て勝率どのくらいか?
社内の連携はスムーズなのか?
営業成績の管理は半期ごと?それとも週次?
外部からはこれらがなかなか分かり難い。よって事業会社の自信や論理性に株価が左右されることが大きいことを証明する事例だと思う。つまりマーケットは効率的ではない。
だとしたら、IRの巧拙は株価を上げると言うよりも、株価のボラティリティー(変動)の低さで評価されるべき。