米GDP、3.3%増=景気、強さ維持―10~12月期
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利上げを受けて、通例なら金利上昇に弱い住宅投資が盛り返し、設備投資も底堅く推移しています。雇用情勢が堅調なため所得も高く、当然個人消費も旺盛です。一方で物価は減速傾向が続いています。理想的と言える程に状況は良いと思います。2023年は、当初のGDP成長率見通しは0.5%でした。それが終わってみれば2.5%です。米国の潜在成長率は1.8%です。利上げしてもこれだけ良かったのは、物価を加味した実質金利がまだ低位に抑えられたからです。ここは今後、物価減速に合わせてFRBが利下げする実質金利の調整の観点が重要になると思います。日本への示唆もあります。今後、日銀が金融引き締めを実施しても、実質金利は低位なままだと思います。