[23日 ロイター] - ドイツのソフトウエア大手SAPは23日、従業員約8000人を対象とする全社的な事業再編計画を発表した。併せて2024年通期の売上高見通しも示した。

事業再編は希望退職制度と社内のリスキリング(学び直し)措置を通じて進め、今年時点の従業員数は「現在に近い水準」だとした。

再編計画に伴う費用は暫定で約20億ユーロと見込んでいる。その大半を上半期に計上する見込みで、営業利益に影響が及ぶという。

今年のクラウド事業関連の売上高は170億─173億ユーロ と予想。25年のクラウド関連の調整後粗利益の見通しは約162億ユーロに改めた。

昨年第4・四半期のクラウド関連の売上高は前年同期比20%増の37億ユーロだった。