Chayut Setboonsarng Kitiphong Thaichareon

[バンコク 23日 ロイター] - タイ財務省は23日、今年の経済成長率予想を前回の3.2%から2.8%に大幅下方修正したことを発表した。

昨年の国内総生産(GDP)伸び率も2.7%から1.8%に予想を修正した。2022年は2.6%、23年7─9月期は前年比1.5%だった。

今年の外国からの観光客数予想は3350万人で、前回の3450万人から下方修正した。

今年の輸出についても伸び率見通しを4.4%から4.2%に修正。昨年の輸出は1.5%減と予想した。

ただ同省は、今年は輸出、サービス、外国からの観光客数が伸び、経済成長ペースが昨年を上回ると見通した。

これとは別に、国際通貨基金(IMF)は23年の成長率を2.5%と予測。昨年11月時点の2.7%から引き下げた。一方、24年の成長率を4.4%とし、11月時点の3.6%から引き上げた。

22日付の発表文で「外需の改善と政府の財政刺激策に後押しされた個人消費の堅調な伸びにより、24年には成長が一時的に加速すると予測される」とした。