2024/1/23

【異変】外国人の「中国脱出」が止まらない

NewsPicksでは週7日毎日、世界のトレンドの背景を追うシリーズを開始しています。火曜日は「Behind the Scene(ニュースの裏側)」です。
INDEX
  • 「第二の故郷だと思っていた」
  • 北京では外国人が4割減
  • 「不合理さ」にこりごりの企業
  • ビザ要件を緩めるものの…
  • 増えるアフリカからのビザ申請

「第二の故郷だと思っていた」

中国に暮らす外国人は、3年に及んだゼロコロナ政策を耐え抜いた。
そして昨年、ようやく規制が緩和された。にもかかわらず、彼らの多くが中国を去る決断をしたという。
ある人は、中国で外国人に対する警戒心や敵意が高まっているからだと語り、ある人はロックダウンが繰り返されることを恐れていると語った。
その背景には、中国と西側諸国との緊張の高まりや、「悪意ある外国勢力からの脅威」を強調する国家安全保障政策がある。
新型コロナウイルスの感染者が最初に確認された武漢市のインターナショナルスクールで体育を教えていたソフィー・レディング(30)は、先月に英国へ戻ることを決めたのはさまざまな理由からだと話す。
(写真:d3sign/ gettyimages)