消費支出、3月は前年比10.6%減と最大の落ち込み
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昨年3月は消費増税前の駆け込み需要があったため、前年比-10.6%とマイナス幅の大きい数値になるのはやむを得ないでしょう。
一方、対前月比で見ると+2.4%と、2か月連続でプラスとなっています。少しずつ、消費は戻り始めていると言えます。ただし、2013年平均を100とした指数では3月の実質消費支出は99.0で、まだ消費増税前の水準に回復しているとは言えません。家計部門はまだまだ厳しいというのが妥当な評価ではないでしょうか。家計調査単独で見れば、3月は市場予測を上回り、前月比でプラスとなったので悪くない印象。ただ、一方で供給側の消費統計である小売販売の3月は前月比マイナスだったことからすれば、これをもって個人消費回復とまではいえない。
昨年3月の増税前駆け込み需要でわかるよう、値段が上がると思ってると人は一生懸命消費する。これはインフレが消費拡大にいかに大切かに共通したインプリケーションがある。(ただし、いらんものまで消費するので、経済は拡大しても貯蓄が下がって財政状況は悪化するんだが。)はー、それにしても、久しぶりにNPに戻ってきたなり。みなさん、毎日おつかれさまでーす!