[17日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、今年さらなる人員削減を行う方針を従業員に伝えた。米ニュースサイトのザ・バージが17日、社内メモの内容を報じた。

ピチャイ氏はメモで、今年の人員削減は一部の分野で計画実行を簡素化しスピードを上げるため、従業員の層を取り除くことに重点を置いていると説明。「昨年の削減のような規模ではなく、全チームに及ぶものではない」とも述べた。

その上で「われわれには野心的な目標があり、今年は大きな優先事項に投資する」とした。

グーグルの担当者はロイターの取材に対し、全従業員にメールが送られたことを確認したが、メモの詳しい内容は明らかにしなかった。

アルファベットは2023年1月、全世界の従業員の6%に相当する1万2000人を削減する計画を発表した。同年9月時点で全世界の従業員数は18万2381人だった。