FRBのバランスシート縮小ペース、年内の減速検討は「妥当」=ウォラー理事
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市場は利下げばかり注目しているが、FRBの動きとしてはQT(量的引き締め)の変更に関する姿勢や言動の方が重要かもしれない。
リーマンショック後、米国ではQE(量的緩和)としてFRBが米国債やMBSを買い入れ、市場に資金を流し込み続けてきた。何度か縮小に舵を切ったが結局頓挫し、これまでの米国市場はこの「いったん始めたら止められない流動性提供」に支えられて上昇し続けてきた側面も小さくない。
今回もおそらくまたどこかのタイミングでひっそりとQTが減速され、場合によっては実質的なQEに転じる局面が訪れると思われる。選挙の年ゆえ、政治的な駆け引きもありそうだ。