[東京 28日 ロイター] - カジノを含む統合型リゾート(IR)を推進する超党派の議員連盟(IR議連)は28日、IRを解禁するための法案「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」 (通称IR推進法案)を国会に再提出した。現時点で付託先の委員会や審議入りの目処は立っていない。今後は実際に審議入りし、可決・成立できるがが焦点となる。

カジノをめぐっては、運営の解禁が経済活性化の目玉になるとして合法化を推す声がある一方、依存症の問題に対する対策が未整備なままで合法化するのは無責任だとして、反対する意見も根強い。

第2次安倍晋三政権は経済活性化につながるとして、過去にもIR推進法案を国会に提出したものの、たび重なる審議の遅れで成立に至らず、昨年秋の衆院解散を受け廃案になっていた。

*本文中の一部表現を修正しました。

(江本恵美 安藤律子)