輪島の倒壊ビル、土台が地中の杭から抜けたか…東大教授「同様の被害は阪神大震災で見て以来」
読売新聞
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コメント
注目のコメント
記事に書かれている通り、これだけではよくわからず、今後の調査を待ちたい。
下記は一般論なので、正確ではないことをご了承下さい。
倒壊した建築物の竣工年がわからないのですが、おそらく杭と基礎の定着が明確化されていない時期の建築物で、記事の図のように基礎に杭を定着(基礎のに杭を飲み込ませて鉄筋で定着)させていないのではないかと思います。
おそらく50年ほど前までだと思うのですが、それまでは一般的な設計だったと思います。
ただこの設計でも、引張側は杭が抜けたとしても、圧縮側にも杭があるためにこちらで支持されて、通常は若干の浮き程度かと思います。
倒壊したことを考えると、想定以上の負荷がかかり圧縮側の杭が破損したか、地盤(支持層含む)に何か問題があった可能性もあるかも知れません。
仕様や指針は、何か問題や想定外の事象が起こるごとに更新されていて、やはり個人の感覚だけではなく、その経緯を含め内容を理解することが大切だと思います。
追記
T Kazumaさん、ありがとうございます!
だとすると、恐らくですがやはり指針の改訂前だと思います。RC造のビルの倒壊はまさに阪神淡路大震災以来だと思います。
現行のRC造のマンションの耐震基準は、1981年の改正以降見直しがされておらず、2000年の法改正時も範囲は木造だけに留まりました。
傾くことはあっても倒れることは無いと基本的には考えられているため、被害の大きさに驚きです。なるほど。杭はどうなっていたんだと不思議に思っていました。川の氾濫で杭打ちしたヘーベルハウスが印象に残っており杭打ち最強の思い込みが有りましたが地震は想定を超えますね。それにしても抜けるって何だろう。