アマゾン森林破壊が半減=政権交代1年で一定の成果―ブラジル
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アマゾンの森林破壊面積が2018年以降最小を記録したという記事。この背景にはルーラ新政権発足後に環境省直轄のブラジル環境・再生可能天然資源院(IBAMA)への予算が増えたことで、違法伐採の取り締まりの活動や頻度が大幅に増えたことが挙げられます。
今回の発表は記事にもあるように国立宇宙研究所(INPE) による発表のためある程度は信憑性があるとは思いますが、彼らが使用しているリアルタイム森林破壊検知システム(Deter)は森林伐採に関する公式データではないため注意が必要ですね。
とはいえ、違法伐採などの問題がどこで起きているかを警告しているシステムとしては機能していることは確かです。
アマゾン地域は昨年120年ぶりと言われる大規模な干ばつに見舞われ、特にアマゾン川流域住民が多大な影響を受け、乾燥によって森林火災が拡大しました。生態学者によると、この大規模干ばつは気候変動、森林伐採、森林火災が乾季を悪化させ、干ばつを引き起こしていると言われているため、今までの環境破壊の蓄積が実態として現れ始めていることは間違いないでしょう。