1位は「新NISA」、23年の投信10大ニュース - 日本経済新聞
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こちらも兼務しているQUICK資産運用研究所で毎年年末に公表している「投信10大ニュース」の記事です。大きく分けると新NISA関連と資産運用立国関連のニュースが上位を占める一方、第8位にセゾン投信の中野会長の解任と新会社設立のニュースが入っています。経営者個人の去就のニュースが上位に入るというのは珍しいと思われ、同氏の業界における影響力の大きさを感じます。
また、第10位の「ESG投信に逆風、金融庁が監督指針を改正」については、過去3年のESG投信関連ニュースを見ると、2020年の1位「ESG関連ファンドがブームに、過去最多の設定本数」、同2位「「未来の世界(ESG)」歴代2位の大型新規設定」、21年の1位「ESG関連ファンドがさらに増加「名ばかり」の指摘も」、同4位「未来の世界(ESG)、残高1兆円超」と、2年連続首位を占めたのち、22年には8位に「ESG関連投信「見せかけ」監視強化で新規設定が急減」が入り、今年の10位に続く流れとなっていました。ESG投信を一過性のテーマ型投信とせずに、投資家の長期投資を根付かせるきっかけにしていく努力が業界に求められているように思われました。