トランプ氏上訴、東部メーン州での出馬資格剥奪巡り

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［ワシントン　２日　ロイター］ - トランプ前米大統領は２日、東部メーン州が２０２４年米大統領選・予備選への出馬資格を認めないとする判断を巡り上訴した。裁判所文書から明らかになった。

メーン州はベロウズ州務長官（民主党）は昨年末、２１年１月の連邦議会襲撃事件を巡りトランプ氏の出馬を認めないと判断トランプ氏が２０年大統領選で不正を巡る虚偽の主張を拡散し、議員による選挙結果認定を阻止するため連邦議会に行進するよう自身の支持者に呼びかけて反乱を扇動したと結論づけた。

コロラド州最高裁判所も昨年１２月、来年の同州大統領選でトランプ氏の出馬資格を認めない判断を示している。

コメント

注目のコメント

• 前嶋 和弘

  上智大学 総合グローバル学部教授（現代アメリカ政治外交）

  ・2024年01月05日

  メイン州の場合は勝者総取りの例外の2州の１つ。民主党が強い北東部ですが、20年も16年も4選挙員のうち１（２選挙区の１つ）をトランプが獲得。１つの選挙人でも接戦では重要。
  
  トランプ側が訴えているのは、１）大統領は州が主張する「official（公務員、公職の人物）」に当たらない、２）議会襲撃は「insurgent（反乱軍）」ではない、３）トランプは議会襲撃に関与していない、の3点。１）と２）は無理筋。３）はいま訴追されている連邦刑事訴追の裁判次第。
  
  ただ、そもそも修正14条３項による出馬資格停止で実際に大統領選挙の雌雄が決まった場合、支持者の暴動の可能性もかなりあると思います。