ジャパンディスプレイ、5年で3000億円投資 スマホ年5億台分
日本経済新聞
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2億台以上の液晶パネルを供給しているジャパンディスプレイだが、それだけLTPSパネル市場が伸びるという見込みのもとだろう。問題はBOE,天馬、AUO、LGD、シャープなどLTPSパネルを手掛ける企業が複数同時に投資を仕掛けている点。いくら市場が伸長するといっても需給バランスというものがある。
確かに車載など成長市場はあるものの、上限値はあるわけでスマホ、タブレット、PCが中小型液晶パネルのメインアプリケーションであることはしばらく変化がないだろう。そういう意味で、高精細化のトレンドが続くとしてもこの過剰投資のツケはいずれ、どこかの企業が払うことになるわけで、それがどこになるのかは今後みていくしかない。
ただ、ひとつ言えることは技術でも量でも圧倒できなければパネル産業で勝利はあり得ない、というところだ。
あと、補足するとスマホ依存は抜けられないと思う。別にそれが悪いことではなくやはりパネル事業はそこにどれだけシェアを持てるかで趨勢が決まる。スマホ世界売上高シェアはアンドロイドがダントツ。しかし、利益ベース世界シェアはアップルがダントツ。今後の注目点は、アップルといかに長期の関係を続けるかと、CEO交代でスマホ依存を抜けるかかな。