僕たち、私たちの半導体はどうして不足したのか
東洋経済オンライン
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半導体不足はトイレットペーパー不足と原因は同じ。実際の需要よりも多く在庫を確保しようとして需給バランスが崩れて品不足になる。
半導体の製造には3ヶ月は掛かる。一度キャンセルしてしまうと半導体の製造ラインは他の用途の半導体の生産に回される。なので簡単には生産量は戻せない。
製造ラインの増設には建屋を作るところから始まるので年単位の時間が掛かる。半導体メーカは需給変動による生産過剰で苦しめられた経験を持っている。このため顧客からの注文だけでは製造ラインを増設せず、実需を見極めた上で増設を判断する。納期への影響が顕著だった自動車向け半導体についてフォーカスされており、とても参考になります。
今は新車の納期もコロナ前の水準に戻りつつありますが、当時は1年半〜2年待ちとか普通にありましたからね…
一連の半導体不足によって世間的に「半導体」というキーワードが身近になりましたね。
友人などから、そもそも半導体って何?と聞かれることが多くなりました。そういう時はざっくり「導体と絶縁体の性質を行き来できるヤツ」と答えています。笑自動車向けの半導体が不足した理由は以下の2点とのこと。
・自動車メーカーのコロナ禍の影響による長期販売数量の見込み違い
・半導体製造にはタイムラグがあることが一部の自動車メーカーには認識されていなかった