[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ再統一に尽力し、ユーロ圏債務危機の際に当時のメルケル首相の下で財務相を務めたウォルフガング・ショイブレ氏が26日夜に死去した。81歳だった。

キリスト教民主同盟(CDU)の報道官が27日明らかにした。安らかに息を引き取ったという。

ショイブレ氏は1965年にCDUに入党し、1972年に連邦議会議員に初当選。半世紀以上にわたって議員を務めた。

ドイツ再統一の数日後に行われた選挙集会で銃撃を受け、1990年から車椅子での生活を送っていた。

ショルツ首相はX(旧ツイッター)で「ドイツは鋭い思想家、情熱的な政治家、好戦的な民主主義者を失った」と哀悼の意を表した。