キーエンス社員が「日本企業の平均社員の20倍の利益」を生み出せるワケ…急成長を支える「数値化」の秘密
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この手のキーエンス記事は多いのだが、実は徹底的な数値管理や営業管理より、そもそも製造ラインにおけるセンサーの重要性と市場規模の拡大、そしてそこでNo.1である製品品質（顧客の収益性を上げられる）を持っている、ということこそ競争力の源だと思われる（が、誰もそれを余り言わない）
キーエンスの強みは「仕組み」として個人レベルでも再現性あるかたちで成果を出し続けていることにように見える。
そのカギとして、記事にあるような「数値化」を徹底しているというのは、考え方としては特段難しいものでもなくイメージもしやすい。ただし本当の難しさ/企業の強みは、この数値の項目/指標設定にあるように思う。
企業業績から逆算した現場レベルへの数値分解/割り当ては、構造化のやり方で何通りにもなり得る。そこから現実に機能する数値項目を見極めて機能させるには、その裏で相当の仮説検証や業務プロセス設計があるのだろう。
数値管理を採り入れていながらも、その個々の現場数値の集積が組織成果に整合的に繋がらずに部分最適に陥っている企業は現実には少なくない。大きな成果を出すために「採用後の教育」と「業務にマッチした人材採用」のどちらが重要かで言えば後者だと思っています。ただ、教育の力によって人は化けると言う話も聞いたことがありますし、キーエンスでも教育が大きな成果を出しているようです。そもそも環境へのマッチ度が高い人を採用しているが故に成果が出るのか、それほどマッチしていない人でも教育で変えることができるのかは興味があります。
