中国、核実験再開の動きか 新坑道掘削が活発化、米紙報道
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中国の核戦力強化の方向性は明確化しつつある。すでに兵器級プルトニウム生産可能な再処理施設の建設が確認され、ロプノールの核実験場の坑道掘削となると、本格的な核大国としての準備が進んでいるとみるべきだろう。中国は米露(ソ)に比べると核実験回数が圧倒的に少なく、実験データを蓄積する需要はある。ただCTBTに署名している実態と大きく乖離してしまうので、どう判断するのか見通すことはなお難しい。
中国の核戦力増強は既定路線ではあるとはいえ、かなり気になる動き。こうした動きがアメリカの判断、とりわけ台湾有事や対中政策にどのように影響していくのか、というのが重要なポイント。