定期的に休憩する従業員は生産性が高い Slackが働き方調査
コメント
注目のコメント
元レポートでは調査結果のサマリとして以下を記載している。
===元レポートより===
● 定時に仕事を終えているデスクワーカーは、義務感から残業をしている人に比べ、生産性スコアが 20% 高い。
● 仕事中に休憩をとることで生産性やウェルビーイングが向上するにもかかわらず、半数のデスクワーカーが休憩をめったに取らない、あるいはまったく取らないと回答している。
● 平均的なデスクワーカーにとって、1 日の理想的な「集中タイム」は約 4 時間。また、1 日のうち会議に使う時間が 2 時間を超えると、会議を負担に感じるようになる。
● デスクワーカーの 4 人に 3 人が 15 時〜18 時に仕事をしているものの、この時間帯に生産性が高まると考えているのは 4 人に 1 人にすぎない。
==========
なお記事を読んで感じるのは、生産性を左右するのは「個々人の意識の持ち方」やら「休憩の仕方」ではなく、そもそもの企業/組織としての業務プロセス設計や業務の優先順位付け、リソース配分や役割定義、コミュニケーション環境の整備や成果の定義等々、マネジメント側の問題が大きいのではないかということ。
昨今の「働き方改革」はいつの間にか「個々人の頑張りで残業を減らそう」のスローガン/キャンペーンになっているが、本来的には現場の「働き方」ではなく経営の「働かせ方」が変革の論点であり、その意味で「働かせ方改革/マネジメント改革」こそが本質であるはず。
そこを変えない限り、「構造的に非効率な業務プロセスを前提とした、末端オペレーションの”効率化”や”啓蒙”」では組織としての生産性は上がらず、そして個人レベルで生産性の高い優秀な人材はどんどん流出してしまうだろう。
■元レポート:調査で明らかになった、残業と生産性の関係についての最新の知見
https://slack.com/intl/ja-jp/blog/news/the-surprising-connection-between-after-hours-work-and-decreased-productivity>従業員が残業を強いられる理由は、「1日の時間が足りないから」で、4人に1人が「会議に時間を使いすぎている」、「メールに時間がかかりすぎている」と回答。また5人に1人が同僚と交流する時間がないと答えている。
---
と、のことですが、
どこの組織にも「曖昧な役割分担」「問題が発生するたびに増える管理業務」「作成したけど使われないExcelファイル」などが蔓延っているかと思います。
また、人間は、特に思考せず、なんとなく決められたルールに則り業務を進めてしまいがちです。
ドラッガーは、定期的にゼロベースで業務プロセスを見直すように説いています! ゼロベースの見直しとは、業務を最初から見直すことを意味します。これにより、「現在の業務が本当に必要なのか?「本当に効率的か?」、または改善の余地があるかを評価することができからです!!
また業務を見直す際も、Why→How→Whatの順に考えるゴールデンサークルが有効です!!(^^)/