Supantha Mukherjee

[ストックホルム 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、インターネットのコンテンツを厳格に規制するために新たに制定されたデジタルサービス法(DSA)の対象に、アダルトサイトのポルノハブ、ストリップチャット、Xビデオズの3社を加えたと発表した。

DSAは企業にリスク管理の徹底や外部機関による監査、当局への情報開示などを義務付けている。

EUは今年4月、DSAの対象としてアルファベット傘下の5社、メタ・プラットフォームズ傘下の2社、マクロソフト傘下の2社、X(旧ツイッター)、アリババ傘下のアリエクスプレスなど19社を指定した。

指定された企業は虚偽情報への対策やユーザーの保護といった措置が義務付けられ、違反した場合は世界全体の売上高の最大6%を罰金として科される可能性がある。

欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は3社がDSAで定められた基準に該当したと説明。「子供たちにとってより安全なオンライン環境を構築することが、DSAに基づく執行措置の優先的な狙いだ」と述べた。