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注目のコメント
スーパーマーケットは、リアル店舗であれネットであれ、PB商品を開発しその売上構成比を上げていかないと利益が出ないと思うのですが、楽天が単独でそれができるのでしょうか?開発力もそうですし、規模の観点でもネットスーパー単独だと難しいかと
ネットスーパーは生鮮食品を一円でも安く買いたいという層にも響かないと苦戦しそうです。個人的には肉や野菜の鮮度が良ければ使ってみたいですね。
楽天西友ネットスーパーは、2018年に楽天と西友が合弁で設立した協業事業。
5年間の協業を経て、両社とも「楽天は倉庫出荷型、西友は店舗出荷型のネットスーパーをそれぞれ単独展開」という方向性を見出したということだろう。
楽天西友スーパーの事業自体は急成長を見せており、2022年度2Qの投資家向け資料を見ると「2020年1月~2022年6月で+80%の成長率(スーパーマーケット全体は+9.5%成長)」とのこと。
コロナ禍の巣ごもり需要を刈り取ったとはいえ、2年半で1.8倍というのはそれなりの数字と見える。
https://corp.rakuten.co.jp/investors/assets/doc/documents/22Q2CEOPPT_J.pdf
また同年度3Qの資料を見ると、
・楽天市場とのクロスユーザー比率+35%
・物流センター経由の伸びが、全体の伸びの倍の成長率
等の状況も見え、このあたりが楽天が倉庫出荷型を抱え込む判断をしたポイントとも思える。
https://corp.rakuten.co.jp/investors/assets/doc/documents/22Q3CEOPPT_J.pdf
楽天のプレスリリースを読むと、同社のネットスーパー向けプラットフォーム事業である「楽天全国ネットスーパー」との連携にも触れられており、今回買い取る事業は従来の「西友が取りそろえる豊富な商品をネットで買える」という切り口のサービスではなく、その裏の楽天サービスとのシナジーを狙った異なる切り口のサービスになる可能性がありそうだ。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2023/1220_04.html?year=2023&month=12&category=corp%20ir%20ec