2023/12/29

【注目】マーケティングの今がわかる。2023年話題の広告10選

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

広告といえばテレビCM、という時代は終わり、ネットからリアルまであらゆる場所で、私たちの目に飛び込んでくる。

企業が消費者に商品やサービスを知ってもらうために、広告はある。

だがそれにとどまらず、ライフスタイルに根差したメッセージで、時に私たちの心を動かすのだ。

2023年も、私たちの心に深く響き、記憶に残る広告が数多く誕生した。

社会的な問題を提起するものから、思わずクスッと笑ってしまうユーモア溢れるものまで、実に幅広い。

本記事では、広告の動向に精通する3人の有識者への取材を基に、「2023年、広告業界が唸った広告10選」を紹介する。

広告の潮流は、メディアの勢力図や人々の心の動かし方の変化を表す。その先には、社会の変容ぶりも見えてくる。

年末のひとときに、広告を通して2023年を振り返ってみよう。

INDEX

• Part 1：ソーシャル編
• 　1. ロート製薬
• 　2. 日本コカ・コーラ
• 　3. ロレアル MAYBELLINE UK
• 　4. 日本マクドナルド
• Part 2：街頭広告（OOH）編
• 　5. OfferBox
• 　6. タイミー
• 　7. ココグルメ
• Part 3：ブランド体験編
• 　8. MasterCard
• 　9. バドワイザー
• 　10. ルノー

コメント

注目のコメント

• 米澤 香子

  TBWA\HAKUHODO Head of Innovation

  ・2023年12月29日

  こちらの特集、協力させていただきました！
  マーケティングは花火的な役割だけでなく、ユーザに真に役に立ち愛されることにどんどん重点が置かれるようになるという予測をもとに選びました。何かしらの示唆になれば幸いです。
• 和田 崇

  ㍿Laboro.AI 執行役員／マーケティング部長

  ・2023年12月29日

  「広告とは新たなスペースを見つけることだ」と言われたりもしますが、クリエイティブの重要性はもちろん、「媒体」としてより人の接触が見込まれるスペースを選ぶことが要になります。
  
  人の動きが再び活性化した今年、OOHを中心に様々な工夫が施された広告がまた見られるようになったことを振り返ると、人の動きがまた日々変わりつつあることを感じさせられます。
  
  生成AIなどのテクノロジー台頭によって、新たな広告スペースが誕生する兆しもあり、来年は一層の変化が見られるようになるのかもしれません。
• 細田 知美

  株式会社電通PRコンサルティング シニアPRプランナー、電通ダイバーシティラボ所属

  ・2023年12月29日

  2023年の広告やPRにおいて、ショート動画は欠かせない要素となりました。
  短時間で多くの情報を得たいというニーズがさらに高まっていることになりますが、
  最も重要なのは、そのショート動画が価値を探求したり楽しみを発見することにつながっているかどうかだと考えます。
  一般の人たちは、商品やサービスの価値だけでなく、ブランドのストーリーやバリューも感じながら、それらを自分に置き換えてショート動画を見ているため、単なる広告というようなものは倦厭されてしまいます。
  伝えたいメッセージをぶらさずに、消費者が自分ごと化でき心をつかむような要素を動画に組み込むことが、大切だと考えます。