2024/1/5

【注目】脱炭素時代に光る日本企業の技術3選

北川 文子

NewsPicks　編集部 記者

年初からショックなニュースが続いています。

自然災害が増え、夏は猛暑、冬は暖冬と異常気象を実感している人も多いのではないでしょうか。

2023年12月に開かれた第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議（COP28）では「化石燃料からの脱却」が成果文書に盛り込まれ、欧米メディアは「歴史的な合意」と評価しました。

日本政府も「2050年のカーボンニュートラル」を必達目標として掲げます。

異常気象の原因となるGHG（温室効果ガス）の排出をいかに減らすかは世界的な喫緊の課題となっています。

今回はそんな「脱炭素時代」に輝く、日本企業が誇る注目の技術を3つの視点で紹介したいと思います。

INDEX

• 90兆円の水素市場
• 廃棄物がお宝に
• ゴミをまるごとプラスチックに
• 微生物を冬眠させる
• 微生物にCO2を食べさせる

コメント

選択しているユーザー

• 今井 昴

  公務員 主事

  ・2024年02月13日

  ぜひ、成し遂げてほしい

注目のコメント

• 北川 文子

  NewsPicks　編集部 記者

  ・2024年01月05日

  2024年が始まりました。世界は今、2050年のカーボンニュートラルを目指しています。目標とする期限まで、あと四半世紀です。世界共通のゴールに向けて新たな事業や市場が生まれる一方、気温上昇を抑える困難にも直面しています。
  
  けれども、肌感覚で気温上昇を実感する今、環境対策は待ったなしの状況です。環境問題が世界的な気運になったのは、この10年ですが、以前から環境技術の開発を進めてきた企業も多いです。
  
  ChatGPTのような華やかさはないのですが、社会を変える素材や技術をこれからも紹介していきたいと思っています。
• 里見 陵

  UCCジャパン 執行役員 サステナビリティ経営推進本部長

  ・2024年01月05日

  15年以上も前ですが、ADLでコンサルタントとして働いていた頃、燃料電池の市場規模予測や要素技術はよく議論になっていました。「膜」は、水の電解（水素生成）、燃料電池（水素を使った発電）共通のキーマテリアルで、技術＆特許の塊です。各社技術開発・事業化に相当な年月がかかっており、出口まであと一息というところでしょうか。ここは日本が本当に強い領域なのでグローバルでしっかり存在感を出してほしいです。
• 平山 亮太

  自転車部品メーカー ▪️農業機械の電子制御→公共事業→生産設備の予知保全

  ・2024年01月05日

  水素製造だけでなく、多くの製造業に在る排水処理設備には“膜”が必要で、これが高い。定期的に交換しないといけないので、これを握ると毎月数百万円儲けられる。／膜という部材がセットになることで、継続課金を得られるリカーリングビジネスとしても注目