MITの日本キャンパスの設置の是非を問う
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注目のコメント
ほとんど要点がない記事でした。
まず記事全体を通じて「など」や「ある程度」といった曖昧な語句が多く、具体性に欠けています。
次に記事前半のMITの日本キャンパス設置について、ノウハウがどれだけ活かされるか分からないとありますが、それは全ての新規事業に言えることであり、MIT日本キャンパス設置の反論になっていません。
個人的にはむしろ、MITの日本キャンパス設置は最適解だと考えています。ボストンのMITの周りには大企業やスタートアップが集中していて、企業や投資家が大学やスタートアップに出資し、企業と大学が連携して研究を行うことで両方の知見を活かすという相互補助的なイノベーション体制が整っています。日本の研究力が低下しているのは大学と企業が独立していることによる資金難とインタラクション不足が原因であり、そこにクリティカルにアプローチできるのはボストンのような体制を東京に整えることでしょう。
また、記事後半ではOISTを持ち上げていますが、記事を読んだだけではOISTの特長が全く伝わらず、結局OISTの何をGSC構想に活かすべきなのか読み取れませんでした。
OISTの動画に目を通して漸く理解できたのですが、OISTの特長は研究分野を跨いだ相互交流によるシナジーということを言いたいのだと思います。そう仮定すると、たしかにGSC構想にも分野に囚われない相互交流は活かされるべきであり、その点には強く同意します。「実態は日本政府からのかなりの資金提供も予定される。」というのは理解できる話です。僕の通うサンディエゴ州立大学は、税金からの補助金が入っているので、サンディエゴの地元の学生の入学優遇があるんです。一見ずるいって思われそうなんですが、大学卒業後の地元定着率も高くて地域経済の発展に多大な貢献をしている事、大学のキャリアフェアや就職相談などに地元の卒業生が協力してくれていることを考えると、双方にメリットがあって正しい税金の使い方だと思います。僕の所属するサイバーディフェンスチームではサイバーセキュリティエンジニアやペンテスターとして活躍する卒業生の方々から指導してもらえるので本当にありがたいんです。加えて、MIT日本キャンパスができた暁には世界中から応募がくると思うので、日本政府の協力によってある程度の日本人枠が確保できたら素晴らしいなあと思います。
日本のGDPがドイツ抜かれ世界第4位になったのは、大企業を中心に日本の社会や経済が運営され、それらに依存してきたというよりも、バブル崩壊以降のマクロ安定化政策の失敗でしょう。
日本以外の殆どの国は普通に経済成長してきましたから。