2023/12/28

【米アカデミー賞候補】ゴジラ−1.0が開いた日本映画の突破口

NewsPicks編集部 記者
『ゴジラ−1.0』が全米で記録的な大ヒットを続けている。
日本の映画が世界や全米でヒットすることはこれまでもあった。ただ、それはアニメーション映画に限った話で、「実写作品」は世界の壁に阻まれていた。
『ゴジラ−1.0』はこの実写の壁をついに突破した。
実写邦画作品として34年ぶりに全米興収を塗り替えて歴代No.1に輝いた。
Box Office Mojoによると、公開4週目の週末で興収全米9位を維持していて、累計の興行収入は約4098万ドル(約59億円)。全米も含んだ全世界興収は100億円突破。
辛口で有名な海外批評サイトでも98%の高評価。オスカー監督のギレルモ・デル・トロ監督も絶賛している。
米アカデミー賞の「視覚効果賞」の候補作リスト10作品にも残っていて、受賞への期待も高まっている。
なぜ、この作品が生まれたのか。企画・プロデュースを行った山田兼司氏を直撃。ヒットの秘密や、今後の日本のコンテンツの可能性についても語ってもらった。
INDEX
  • なぜアメリカで大ヒット?
  • ハリウッドも驚いたVFX
  • 日本エンタメの打開策
  • 「無理ゲー」を超えて
  • 必要なのは「コンセプト」
  • 「勘違い」してほしい

なぜアメリカで大ヒット?