マックが株主優待制度を変更、1年以上の継続保有条件に

Shinichi Uchida

［東京　１９日　ロイター］ - 日本マクドナルドホールディングスは１９日、株主優待制度を一部変更し、１年以上の継続保有を条件にすると発表した。中長期にわたって継続的に保有してもらうためで、毎年６月末と１２月末の年２回、１００株以上を保有する株主のうち１年以上の保有者に提供する。これまでは６月末と１２月末に１００株以上の保有が条件だった。

１００─２９９株は食事券１冊、３００─４９９株は３冊、５００株以上は５冊とする保有株式数による優待区分は変更しない。２０２３年１２月末の基準日から段階的に制度を変更していくという。

コメント

注目のコメント

• 田中 慎一

  (株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役

  ・2023年12月20日

  日本マクドナルドHDは、ずっと株価が割高水準で張り付いていることで有名です。いまもPERは30倍超、PBRも3倍超と高くなっています。見方によっては「割高」と評価する向きもあり、成熟している日本の外食業界にあっては異彩を放っている銘柄です。
  
  この高い株価を支えているのが同社の手厚い株主優待制度で、株主優待好きの個人株主の間で根強い人気を誇っています。
  
  株価が高いのはいいことじゃないか！という議論はもちろんあります。ただ、何年かに一度、本国の親会社が業績不振に見舞われるたびに日本マクドナルドHDの株を売却しようとするんですが、まとまった株数を日本の総合商社や食品大手に売ろうにも株価が高すぎて買ってもらえませんでした。
  
  株価を下げるために株主優待制度を変更したわけではないでしょうが、株価の歪みを多少是正しようという狙いもあるのでは。
• 椎名 則夫

  証券アナリスト

  ・2023年12月19日

  継続保有で株主優待。本来の姿でしょう。
• FUJIMOTO DAISVKE

  兼業投資家 そろそろ中堅

  ・2023年12月20日

  都会の単身者を続けてるとマクドに行かなくなります。都心だと同じ価格帯でもっと美味しい個人店があるので。で、都会の単身者は増えつつあるのであんまり株を買おうと思わないんですよね。
  子供がいて郊外に住む世帯にはありがたい（子連れが多くて騒いでも許される、ハズレにくい、ハッピーセット、カーフレンドリー等）んでしょうけど。