加賀市がSTEAM教育のイベント開催、先進的な取り組みを紹介
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首都圏に住んでいる子供たちは、園児の頃から週末のたびに日本科学未来館に行き、国立科学博物館に行き、その足で国立美術館に行くことだってできて、加えて動物園も水族館も膨大な選択肢があります。山手線に乗って渋谷に行くだけで道すがら地方の何倍ものテクノロジー情報に触れることができます。
一方、地方の県立博物館は充実しています。ですが行ってみると分かりますが、あるのはその地方中心の展示、例えばメソポタミアとか、インカとか、エジプトとか、そういう展示が常設であるところは見たことがない。世界全体をみれば日本の文化文明なんてほんの箱庭の中ぐらいなのに、それを俯瞰してみる機会は与えられないわけです。
STEAM教育が必要と言いますが、STEAM教育が必要な理由こそ格差の象徴です。地方の教育では、首都圏で普通過ぎる情報環境と同等まで持って行くだけでも膨大な労力を必要とします。公共事業よりも何よりも先に、この辺の格差を解消する必要を感じます。
テクノロジーも情報密度も人口に応じて凝集します。結果としてあらゆるものに対して中央と末端との格差を生じます。情報も、金銭も、全てです。
今年は、慶応が甲子園で優勝しました。凝集の頂点、インドで言えばバラモンの家系の子達です。私の周りでは喜んでいる人たちが多かったのですが、これを格差の象徴と思えばこそ何とかしなければいけないと思うわけです。
だから、この記事を読んで加賀市の壮絶な努力を少しでも理解していただければ幸いです。